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【御船祭】12年に一度!鹿島神宮の御船祭を見てきました!

~古来から伝わる午年に行われるお祭り~

令和8年9月、鹿島神宮で12年に一度の大祭「御船祭」が行われました!

 

御船祭といえば、鹿島神宮の御祭神を乗せた御座船が北浦を渡り、香取神宮の御祭神と対面するという、とても壮大なお祭りです。

 

今回は、御船祭の「香取神宮御迎祭」を中心に、実際に現地へ取材に行ってきました!

 

せっかくなので、12年に一度のこの機会に、御船祭がどんなお祭りなのか、少し歴史も交えながらレポートしてみたいと思います。

御船祭とは…

 

御船祭(みふねまつり)は、12年に一度、午年に行われる鹿島神宮の式年大祭です。

 

鹿島神宮の御祭神である武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)を奉戴した御神輿が鹿島神宮を出発。

 

陸上の大行列を経て北浦へ向かい、御座船に乗って水上を進みます。

 

そして向かう先は、千葉県香取市の加藤洲。

 

ここで香取神宮の御神職によって「香取神宮御迎祭」が行われ、鹿島神宮と香取神宮の神様が対面します。

 

その後、御座船は潮来河岸を経由して鹿嶋へ戻り、鹿島神宮へと帰還します。

 

令和8年の御船祭では、御座船を中心に80隻を超える供奉員船が水上を進み、その行程は往復約31kmにも及びました。

 

まさに水上を舞台にした歴史絵巻物です!

 

御船祭について更に詳しくはコチラ⤵

鹿島神宮の御船祭(鹿嶋デジタル博物館)

なぜ12年に一度なのか…

 

御船祭は毎年行われるお祭りではなく、12年に一度、午年に行われます。

 

つまり、前回は平成26年(2014年)

そして今回が令和8年(2026年)

次回は…令和20年(2038年)

 

そう考えると、今回見られた方はかなり貴重な機会だったことが分かりますね!!

 

実は御船祭の歴史はとても古く、『常陸国風土記』にまで遡るとされています。

 

古代の鹿島と香取は、現在の霞ヶ浦・北浦などを含む広大な水域である香取の海を挟んで向かい合う存在でした。

 

船による移動が重要だった時代に、鹿島神宮と香取神宮を結ぶ水上の祭礼として発展してきたと考えられています。

 

その後、時代とともに祭りの形は変化していきましたが、明治時代に現在につながる御船祭が復興。

 

明治20年(1887年)からは、12年ごとの午年に行われる「式年」の祭りとなりました。

 

つまり、現在の御船祭の形も、長い歴史の中で少しずつ変化しながら受け継がれてきたものという事になります。

昭和41年の御船祭

いざ御船祭へ!

 

令和8年9月2日。

 

今回、私は御船祭の様子を取材するため、鹿島神宮ではなく潮来河岸へ向かいました。

 

御座船が到着するまでの間も、会場ではさまざまな伝統芸能が披露されていました。

 

鹿島踊りや、ささら(獅子舞)など、地域に伝わる伝統芸能を見ながら、御座船を待ちます。

 

そして、いよいよ船がやってくる時間に。

 

潮来河岸には、御座船を一目見ようと本当にたくさんの観光客が集まっていました><

 

……いや、本当に多い! 写真を撮ろうと思っても、人、人、人…

 

なんとか隙間を探しながらカメラを構えていると、沖の方から少しずつ船が近づいてきます。

 

御座船を中心に、たくさんの船が連なって進んでくる姿は圧巻!

 

そして、御座船の姿が少しずつ見えてきて…

 

船の先にある「竜の頭」が見えた瞬間、会場から一斉に

 

「おおーーーっ!!!!!!」

 

という大きな歓声が上がりました!

 

12年に一度しか見られない御座船が、たくさんの船を従えて水上を進んでくる。

 

その光景を、たくさんの人が一斉にカメラやスマホで撮影している様子も、御船祭ならではの光景だったのではないでしょうか。

 

御座船が潮来河岸へ到着すると、ここから再び陸上へと戻り、鹿島神宮へと向かいます。

 

朝から始まった大行列が、長い長い一日をかけて鹿島へ戻ってくる。

 

鹿島神宮から潮来、そして北浦を舞台に、たくさんの人と船が行き交う御船祭。

 

実際に現地で見てみると、12年に一度という言葉だけでは表せない、本当にスケールの大きなお祭りでした!

大船津にはたくさんの船が並んでいました

船の荘厳さと数には圧巻

鹿島踊りとささら(獅子舞)

御座船が来ると分かると人。人。人…

目の前で見るとやっぱり迫力がありましたね!!!

御船祭を見終えて…

 

今回、実際に御船祭を取材してみて、鹿島神宮と香取神宮、そして鹿島・潮来・香取という地域を、古代から続く水運や信仰がつないできた歴史が、今もたくさんの人たちの手によって受け継がれているんだなと感じました。

 

12年分の歴史を一気に見る祭り。

 

12年に一度だからこそ、次に見られるのは12年後。

 

でも、12年後に同じ光景が見られるということは、12年後までこの祭りをつないでいく人たちがいるということでもあります。

 

今回の御船祭を見られた皆さんも、残念ながら見られなかった皆さんも、ぜひ次回の御船祭を楽しみにしていてください!!!

 

…と言っても、次回は令和20年(2038年)

 

12年後も元気に取材できるように頑張ります(笑)

参考文献

・『鹿島町史   第1巻 鹿島の歴史』(鹿島町、1972年)
・『鹿島町史 第2巻 鹿島の文化史』(鹿島町、1974年)
・鹿嶋市文化スポーツ振興事業団編『図説鹿嶋の歴史 中世・近世編』(鹿嶋市教育委員会、2009年)

・岡泰雄 編『鹿島神宮誌』(鹿島神宮社務所、1933年)
・萩原正彦 編『新鹿島神宮誌』(鹿島神宮社務所、1996年)

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。