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Cute Movies

サウスバウンド

監督:森田芳光

(c)2007「サウスバウンド」製作委員会

10月6日(土) 全国ロードショー
監 督: 森田芳光
出 演:豊川悦司、天海祐希、北川景子、田辺修斗、松本梨菜
10月6日 公開予定作品
伝説の破天荒オヤジっちゃあ、俺様のことよ!都会なんて、ナンセンス!!南にいくぜ!

(c)2007「サウスバウンド」製作委員会
母「あんたたち!今のお父さんを永遠に瞼に焼き付けなさい!」
子「父ちゃん!カッコイイ!」長靴が・・・

(c)2007「サウスバウンド」製作委員会
【究極のナンセンスオヤジがァ~~南の島でェ~~素晴らしい生活にィ~~出会ったァ~~】
(↑ウルルン風)
注:下条アトムさんは本作には出ておりません

税金なら納めん!ナンセンスだ!学校なんか行かなくてイイ!ナンセンスだ!学校や、警察は国家権力だ!ナンセンス!とにかくこの作品のオヤジはなんにでも盾突く元過激派!

何でも反対!二言目にはナンセンス!
そんな馬鹿オヤジだから周囲とはトラブル続き。都会ではうまく生活出来るわけがない。母親もオヤジのシンパだから「世間」が私たちとちょっと違うだけと、思っている。そんな両親を持つ子供達は大迷惑!周りの人はお前が一番『ナンセンス』じゃあねえの?と思いつつもこの馬鹿オヤジは破天荒な頑固者、その上元過激派だから始末に負えない。
結局「都会」も“ナンセンス”と決めつけたオヤジは、一家を引き連れ“サウスバウンド”(南に向かう)することを決意し西表島を目指す。

南の島には都会にはない優しさと、ゆっくりとした時の流れが漂い、一家は次第にロハスな生活に浸っていく。が、しかし突如として開発業者が現れ、一家に立ち退きを迫る。静寂は切り裂かれ、元過激派のオヤジは断固として“資本主義の手先”である開発業者との闘いに挑んでいく……。

アナーキーな元過激派のオヤジを豊川悦司(格好悪いのに格好イイ)が怪演!あり得な~いキャラクターを存在感豊かに演じきりグレートな勘違いオヤジ像を見せつけてくれます!

妻(天海祐希)は一人闘いを挑む父の姿に目をそらさぬよう子供達に諭す。
「今のお父さんを永遠に瞼に焼き付けるのよ!」親の身勝手で否応なしにサウスバウンドされてきた子供たちは闘う孤高の父を見て、それまでトンチンカンな事ばかり目立ってきたダメオヤジに、はじめてプライドを感じ取りまんざらでもない表情に変わる。このシーンがいい!
そして「誰にも理解されなくてもいい。ただ一人、俺のことを理解してくれればそれでいい」

後半ハチャメチャオヤジは、子供達の前で妻の事を目で指しながらそう言い切る。このシーンも印象的だ。
「サウスバウンド」は夫婦のあるべきカタチをも教えてくれるそんな映画だったァ~~。
オイラも来月あたり「サウスバウンド」すっべ~
text by...  茶柱達蔵

2007/10/04

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