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安重水産 「鹿島灘しらす・小女子」

鹿嶋市の海と風土がつくり上げる、鮮度にこだわったしらすです!

新鮮なうちに加工してできた鹿島灘のしらすは味わいが違います。

鹿島灘は全国でも有数のしらすの産地ということをご存じですか。関東以北では最大の水揚げを誇り、静岡県や神奈川県などにも卸しているほど。この獲れたてのしらすを茹でて釜揚げしらすをつくり、それを機械乾燥してしらす干しができあがり、さらに天日干しして美味しく仕上げたのが鹿島灘のちりめんです。
しらすの鮮度にこだわり、新鮮なうちに加工しているので生臭くなく、塩分は控えめ。調味料は塩のみで、海風による天日干しは素材の旨みを引き出します。その日水揚げされたものを丁寧に加工しています。しらす加工事業者としては比較的大規模なので、しらすひとつひとつにムラが少なく仕上げることができます。イカナゴの稚魚である小女子も併せてご賞味ください。

しらす干しは大根おろしに、ちりめんはチャーハン・サラダ・納豆に。

釜揚げしらす、しらす干し、ちりめん、小女子は、そのままご飯のおかずとしていただけますが、しらす干しは大根おろしと一緒に、ちりめんはチャーハン・サラダ・納豆に入れてたべると美味しいです。塩分控えめで食べやすく、しらす本来の旨さが後を引きます。ちりめんはカリカリとした食感もお楽しみください!

毎日が真剣勝負!その日の水揚げや天候に合わせて加工していきます。

鹿島灘しらすは、漁港が近いので水揚げから届くまでが早く、保冷車を使って運搬しているので鮮度を保ちながら加工することができます。大きな釜を使用することで芯まで茹で上げることができ、味わいのあるしらすが完成します。ちりめんは、天日干しをしていることが最大の特徴です。
その日によって天候や漁の状況は違い、急な雨が降ると味も食感も台無しになるので、天候の変化にはかなり敏感に対応しています。

それでは、鹿島灘しらすはどのようにして作られているか、製造工程を追ってみましょう。

午前中に市場からしらすが届く

日によって量も大きさも違うため、毎日作業の忙しさにも違いがあります。

大きさ、色で選別

黒っぽくて大きいもの(マイワシ)は、ちりめん向き、白くて小さいもの(カタクチイワシ)は釜揚げ向き、というように選別していきます。時期によってイワシの種類が違い、取材時の6月はマイワシの時期でした。今年はかなりの豊作です!

茹でる

大きな窯の中をグルグルまわって、しらすが茹で上がります。大きな釜なので骨の髄までしっかり茹でることができ、生臭くならないし日持ちがします。この時点で「釜揚げしらすは完成」です。

機械で乾燥

所要時間数十分で乾燥が終わります。

小さなエビなど異物をはじく

送風と機械の傾斜により、大きさや重さの違いで選別されます。この時点で「しらす干しは完成」です。

天日干し

機械乾燥したものを網ザルに広げ、干し場に並べて天日でさらに乾かします。1枚3~4kgの網ザルにしらすを載せ、5~6枚重ねて何回も干し場に並べていきます。天候にもよりますが、晴れた日は15分ほどで乾き、乾燥具合を見極めて屋内にしまいます。これで「ちりめんの完成」です!

鹿嶋市内の学校給食にしらすを提供し、地産地消を盛り上げています。

安重水産ではご主人のおじいさんの代から、鹿島灘のしらすや煮干しづくりを行っています。関東圏を中心とした出荷に加え、鹿嶋市内の学校給食で地元産品を食べる日が指定されていて、こちらでつくったしらすを多くの子どもたちに提供しています。「今度たくさん出さなきゃいけないんだ」と嬉しそうに話すご主人からは、“しらすへの愛・地元への愛・子どもたちへの愛”を感じました。
天候や漁の状況に左右されるため苦労は絶えませんが、お客様からの「美味しい」という言葉を励みに毎日しらすづくりに取り組んでいます。ふるさと納税の返礼品としても鹿島灘しらすならではの「美味しさ」を全国に発送しています!