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チャーリーコーヒー 「コーヒー各種」

苦味も酸味も本格派、専門店が厳選・焙煎した一杯をご自宅で。

店頭にコーヒー豆がところ狭しと並ぶ光景は、さすが専門店といったところ
店頭にコーヒー豆がところ狭しと並ぶ光景は、さすが専門店といったところ

豆によってこんなに違う!コーヒーの深い味わいをご自宅で!

今回の返礼品は、コーヒーの飲み比べが出来るお得なセット。「プレミアムショコラセット」、「爽やか酸味セット」、「ビターテイストセット」、「薫ばしアロマセット」をお届けします。中でも「プレミアムショコラセット」はブラジル産上質銘柄を用い、香ばしさの度合いを3段階に分けた3種類の飲み比べセットです。それぞれを飲み比べたら、「コーヒーの風味は銘柄で決まるのではなく、焙煎の深さでもずいぶん変わるんだなぁ」と違いを語れるようになると思います。焙煎だけでこれほどまでに変わる味や香りを、ぜひ楽しんでみてください。

カップの形、お茶菓子……美味しいコーヒーの飲み方は意外な部分に!

コーヒーの酸味や苦味を最大限に味わう秘訣は、意外にも豆の品種やドリップではなく「豆の新鮮さ」にあります。鼻が詰まると食べ物の味が判らなくなる経験をしたことがあると思いますが、食品から感じる風味の大半は香りです。焙煎して間もない新鮮な豆には、その美味しさの素である香りが濃密に閉じ込められているため、コーヒーも生鮮食品と同様に「新鮮さ」が重要なのです。どんなに高価であってもいつ焙煎したのかわからない豆、粉になって時間が経過し過ぎている豆からはなかなか美味しさを感じることが出来ません。

コーヒーに添えるスイーツも一工夫してみましょう。酸味系のコーヒーには、優しい砂糖系や果物系のスイーツを。例えばフロストシュガーがかかったドーナツやドライフルーツ入りのシフォンケーキはピッタリでしょう。苦味系のコーヒーには乳脂肪が多めのスイーツが◎。バターをふんだんに使ったケーキやチョコレートと一緒に頬張ると、コーヒーの味が劇的に変わります。

さらにコーヒーの味わいは、なんとカップの飲み口の厚さにも左右されるんです。酸味系のコーヒーはティーカップのように飲み口の薄いものをチョイスすれば、広い味わいの酸味に変えてくれます。逆に苦味系のコーヒーは厚さが10~20mmもある分厚いマグカップをチョイス。口に含んだ時に、舌の奥でコーヒーを受け止めるため風味に奥行きを感じやすくなりますよ。
写真からも香りが漂ってきそうです
写真からも香りが漂ってきそうです

豆の品種だけじゃない、味わいを決める大事な工程「焙煎」

コーヒー豆は「生豆(なままめ)」の状態で生産国から輸入されます。その生豆を釜で加熱することを「焙煎(ばいせん)」と呼びます。その焙煎によって初めて、香り、酸味、苦味が引き出されます。似た飲み物でもお茶系は生産者が風味を決めて出荷しますが、コーヒーは焙煎する人間が風味を決める飲み物なのです。ところが、一口に焙煎と言っても、かける時間や圧力、空気の流れや温度は豆の銘柄によって同じではありません。銘柄の特徴を踏まえ、納得の行く風味を求めて、日々試行錯誤の繰り返しだそう。
だからと言って「コーヒー通に通用するように…」と特別な意識はありません。コーヒーに詳しくない人にも「美味しい!」と感じてもらえる優しい風味にして、同じ銘柄でも焙煎方法を変えたものを「裏メニュー」としてお客さまに実際に飲み比べてもらったりもするそうです。「もっと美味しさが引き出すにはどうしたら良いか」と終わりのない研究に取り組む鈴木さんの姿勢からは職人気質がにじみ出ます。
焙煎は味を決めるキモ。豆は意外と繊細なんです
焙煎は味を決めるキモ。豆は意外と繊細なんです

自分のため、家族のため……考え抜いた末に立ち上げたコーヒー豆専門店

元々コーヒーとは無縁の仕事をしていた鈴木さん。転機となったのは、ご家族で岩手県へ引っ越した直後に起きた、東日本大震災でした。本当は奥さんと小さいお子さんのそばに寄り添いたかったものの、仕事も疎かにできず自宅を離れざるを得なかったそうです。
ところが、ほとぼりが冷めるにつれて、非常事態にも関わらず仕事を優先せざるを得ない生活に、疑問を抱くようになった鈴木さん。そしてとうとう「仕事に家族を合わせるのではなく、家族を中心に仕事する暮らしをしよう」と決断しました。
新生活を切り拓いたのは、大好きなコーヒー。行きつけのコーヒーショップにてコーヒー豆の知識や経営のイロハを学び、コーヒー豆の専門店でお店を切り盛りする経験を積みました。そして2013年、奥さんのご実家がある鹿嶋にて、念願のお店を立ち上げました。店名にはかつて飼っていた愛猫「チャーリー」の名前から拝借。誰からも愛されるようにという願いを込めました。

そんな想いの詰まったコーヒー豆はお客さんからも好評。「コーヒーはもうここの豆でしか飲めない」なんて言ってのける方もいるとか。鹿島アントラーズの試合がある日はスタジアムにも出店していて、鈴木さんのコーヒー目当てにわざわざ来店するお客さんもいるそうです。自分にとって本当に大事なもの――考えに考え抜いた一杯がお客さんに伝わることが、一番の喜びです。
豆によって焙煎機の設定を細かく調整します
豆によって焙煎機の設定を細かく調整します
「焙煎に完成はない」と鈴木さん
「焙煎に完成はない」と鈴木さん
焙煎の結果はこまめにチェック。新しい味にはデータの積み重ねが欠かせません
焙煎の結果はこまめにチェック。新しい味にはデータの積み重ねが欠かせません