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中川憲一 「鹿嶋の百花蜜」

鹿嶋市の花々からミツバチが集めた、自然を感じるはちみつです!

コクがあるのにすっきりした口どけの“鹿嶋のはちみつ”。

鹿嶋市厨の中川憲一(なかがわけんいち)さんは、第二の人生で自然にやさしい養蜂をはじめ、鹿嶋の花々からミツバチが集めた美味しいはちみつを作っています。花のブレンド割合は地域ごとに違うため、その地域の味を表現することになり、中川さんの作るはちみつは、まさに“鹿嶋のはちみつ”と呼べるものです。

ふるさと納税の返礼品にふさわしい「鹿嶋の百花蜜」を2個セットにして、全国の食卓にお届けしています。コクがあるのにすっきりした口どけのはちみつを、ぜひ味わってみてください。また、美味しいはちみつと一緒に、手づくり蜜ろうキャンドルがおまけで付きます。こちらも楽しみな一品です!
蜜ろうキャンドル
蜜ろうキャンドル

「鹿嶋の百花蜜」の美味しい食べ方、保存方法。

はちみつは熱を加えず、シンプルにかけて食べるのが一番美味しい食べ方だそうです。中川さんのおすすめはヨーグルトにかける食べ方。王道ですが、トーストやパンケーキにかけるのもやはり美味しいです。また、はちみつには殺菌作用があり、喉にいいため、そのまま舐めたり、ドリンクに入れて飲んだりするのがおすすめ。はちみつに新生姜を漬け込んだものを炭酸で割るとジンジャーエールにもなるんですよ。

はつみつは採取した時期によって色や香り、味が微妙に変わってきます。さっぱりさわやかなのは5月のGW頃に取れたもの、味も香りも濃厚なのは8月頃に取れたもの、それぞれに違った味わいがあります。保存方法は常温で光が当たらないところに置き、賞味期限は通常2年間です。冬場、外気温が12~3度になるとはちみつが固まることがあります。その場合は、50度以下のお湯で湯煎をして溶かします。それ以上の温度のお湯は栄養成分を壊すそうなので注意してくださいね。
お勧めの食べ方は、ヨーグルトにかける食べ方
お勧めの食べ方は、ヨーグルトにかける食べ方

一定の場所で、鹿嶋ならではのはちみつを作っています。

はちみつ作りは、移動しながらレンゲやナタネなど同じ花から蜜を採取する移動養蜂がありますが、「鹿嶋の百花蜜」は鹿嶋市の一定の場所からミツバチが蜜を採取したはちみつです。ミツバチの移動範囲は半径3~4キロ、その範囲内の様々な花から蜜を集めます。すなわち、地域によって花のブレンド割合は異なり、鹿嶋市ならではのはちみつを作っていることになります。

それでは、どのようにミツバチが花から蜜を集め、はちみつを作っているのか、その様子を追ってみましょう。
ミツバチが蜜を集めている様子
ミツバチが蜜を集めている様子
2月から越冬したミツバチの春の準備が始まります。その頃にミツバチが増えるので、巣箱に蜜ろうを入れます。
ミツバチの巣に入れる巣礎枠<br>※巣礎…蜜ろうから造られたシート状のもの
ミツバチの巣に入れる巣礎枠
※巣礎…蜜ろうから造られたシート状のもの
巣箱は重箱式で、ミツバチを運ぶ際にストレスがかからないように網の通気口があります。
重箱式巣箱の一段
重箱式巣箱の一段
二段目の箱を追加して、一段目と二段目の間に仕切りを入れます。
重箱式巣箱の二段目
重箱式巣箱の二段目
この仕切りは、働き蜂は通れて女王蜂は通れない隙間のサイズになっています。
重箱式巣箱の一段目と二段目の間に入れるもの 女王蜂は通れません
重箱式巣箱の一段目と二段目の間に入れるもの 女王蜂は通れません
設置した巣箱にミツバチが集まり、周辺の花々から蜜を採取して活発に活動します。
中にミツバチが居る巣箱の様子
中にミツバチが居る巣箱の様子
巣箱の出入口には門番のミツバチがたくさんいます
巣箱の出入口には門番のミツバチがたくさんいます
GW頃になると、巣箱の中にはちみつが出来はじめます。
下の段の巣箱を開けてみます
下の段の巣箱を開けてみます
はちみつを取り出すときは、まずミツバチをおとなしくさせる煙をかけます。
煙をかけるとミツバチはおとなしくなります
煙をかけるとミツバチはおとなしくなります
ミツバチにストレスをかけないように優しく巣板を取り出します。
※巣板…巣礎に蜜ろうを盛り上げ巣房という育児や貯蜜などに使えるようにミツバチが造り上げたもの
やさしく取り出している様子
やさしく取り出している様子
二段目の蜜ろうには幼虫などがいないので、はちみつだけがあります。
2段目ははちみつだけがあります
2段目ははちみつだけがあります
完熟はちみつが入った巣房は蜜ろうで蓋がされているので、その蓋を蜜刀でそぎ取り、遠心分離機にかけてはちみつを絞り出します。絞るときにフィルターをかけて、花粉の粒や巣箱のゴミなどをこして取ります。これを小分けにして瓶に詰めると「鹿嶋の百花蜜」が出来上がります!
ハンドルを回している様子
ハンドルを回している様子

見ているだけでも楽しいミツバチは、とても愛おしい存在です。

鹿嶋市で養蜂を行い、地域ならではの美味しいはちみつを作っている中川憲一さんにお話を伺いました。

関西出身の私が鹿嶋市に住むようになったのは、仕事の関係です。波崎にある研究所で土木関係の研究開発の仕事をしていました。定年前から鹿嶋市の環境団体の設立に関わり、2009年に銀座のビルの屋上で始まった「銀座ミツバチプロジェクト」に感銘を受けて養蜂に興味を持ちました。ビルの屋上の緑化が進み、街おこしにも一役買って全国展開していたからです。

定年後の2010年から本を読んだり、講座を受講して養蜂を学び、2011年「かしまミツバツプロジェクト」を立ち上げました。もっと養蜂のことを知るために、個人でも自宅でミツバチを飼い始め、そのはちみつが道の駅や直売所で売れるようになって、ふるさと納税の方でもお声をかけてもらえるようになりました。
ミツバチの小屋がある近くの花畑
ミツバチの小屋がある近くの花畑
養蜂で一番気を使うのは内検作業です。毎週一回、ミツバチに病気や異常がないか巣箱の中の様子をチェックします。なるべくミツバチにストレスを与えないよう、素手で優しく扱うことも心がけています。私にとってミツバチはとても愛おしい存在で、飛んだり、戻ったり する動きを見ているだけでも楽しく、上質のはちみつが取れたときの喜びはひとしおです。

おかげさまで道の駅や直売所などの反応も良く、固定のお客さんが付いてきたり、お問い合わせが来るようになりました。これからは天然のはちみつを贅沢に使ったジンジャーエールなどの二次製品作りにも挑戦してみたいです。ふるさと納税の返礼品「鹿嶋の百花蜜」は、鹿嶋の自然を感じてもらえる返礼品です。香りや炎がやわらかい蜜ろうのキャンドルもおまけで付いています。ぜひそちらも、はちみつと一緒に楽しんください。
中川 憲一様
中川 憲一様
コクがあるのにすっきりした鹿嶋の百花蜜を是非ご賞味ください。
※写真はイメージです。
※写真はイメージです。